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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【マネジメント】在庫評価のルール!「後入先出法」|情報処理問題1000本ノック

仕入れた商品の単価が時期によって変動する場合、在庫の評価額をどう計算するかは利益に直結します。出庫の優先順位による計算の違いを攻略しましょう。

1. 問題:在庫評価の計算方式

【 問題 】 在庫評価法のうち、新しく仕入れたもの(後に入庫したもの)から先に払い出される(出庫される)と仮定して、棚卸資産の価額を計算する手法を何と呼ぶでしょうか?

ア、先入先出法   イ、後入先出法   ウ、移動平均法   エ、総平均法

2. 正解:在庫管理・会計に関する正解

正解: イ、後入先出法

3. 解説:後に仕入れた分が、先に出庫される前提

後入先出法(LIFO:Last-In, First-Out)は、物価が上昇している局面では、直近の高い仕入値を売上原価に反映させるため、利益を低く(保守的に)見積もる特徴があります。

【図解:在庫評価の代表的な手法】

■ 後入先出法(LIFO)
・後に仕入れたものから順に出庫されるとみなす計算。
・手元に残る在庫は「古い単価」になります。

■ 先入先出法(FIFO)
・先に仕入れたものから順に出庫されるとみなす計算。
・手元に残る在庫は「新しい単価」になります。食品などの鮮度管理のイメージに近い手法です。
[ 補足 ]
平均法:仕入れた商品の単価を平均して計算する手法(移動平均法や総平均法)。
会計基準の動向:国際的な会計基準(IFRS)等では、後入先出法は実態との乖離が大きくなりやすいため、現在は認められない傾向にあります。

1. 理解のコツ: 「後に入れたものを先に出す」から「後入先出」です。実際の商品の動きがどうであれ、あくまで「計算上のルール」であることを押さえておきましょう。
2. 試験対策の視点: 物価上昇時において「先入先出法」と「後入先出法」のどちらが利益を大きく見せるか、といった比較問題が出ることがあります。先入先出は「古い(安い)原価」が計上されるため、利益が大きく出やすくなります。


4. まとめ

「後に仕入れた分が、先に出庫される前提で計算する」。これが後入先出法です。在庫評価の方法によって、企業の財務諸表(損益計算書など)に現れる数値が変わることを理解しておきましょう。

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【プロジェクトマネジメント】進捗の目印!「マイルストーン」の役割|情報処理問題1000本ノック


プロジェクトという長い旅路において、今どこまで来たのかを確認するための「標識」が必要です。計画通りに進んでいるかを判断する重要な節目、それがマイルストーンです。

1. 問題:重要な節目やイベント

【 問題 】 プロジェクトマネジメントにおいて、主要な成果物の完成や工程の終了など、進捗を管理する上での重要な節目やイベントを指す用語はどれでしょうか?

① WBS   ② クリティカルパス   ③ マイルストーン   ④ クラッシング

2. 正解:進捗管理に関する正解

正解: ③ マイルストーン

3. 解説:期間を持たない「点」の管理

マイルストーン(Milestone)は、もともと道路の脇に置かれた「里程標(距離を示す石)」を意味します。プロジェクト管理においては、特定の作業ではなく「〇〇が完了した瞬間」という**時点**を指します。

【図解:プロジェクトの目印イメージ】

[要件定義] --★(要件承認)
              └ マイルストーン
                (期間は 0 日)

代表的なマイルストーンの例
・設計書に対する顧客の承認
・主要なモジュールの結合完了
・外部検査の合格
・スポンサーによる予算承認
[ 他の選択肢の整理 ]
WBS:作業を階層的に分解した構成図。
クリティカルパス:全工程の中で、遅れるとプロジェクト全体が遅れる最長の経路。
クラッシング:リソース(人員や予算)を追加投入して、スケジュールを短縮する手法。

1. 理解のコツ: ワークパッケージやアクティビティは「期間(何日間かかるか)」を持ちますが、マイルストーンは**「期間がゼロ」**であるのが特徴です。マラソンの給水ポイントや折り返し地点のように、通過したかどうかを確認するためのチェックポイントだと考えましょう。
2. 試験対策の視点: 「重要な節目」「特定の時点」というフレーズが出たらマイルストーンです。また、これらはプロジェクトの進捗をステークホルダーに報告する際の基準としても非常に重宝されます。


4. まとめ

「プロジェクトの成否に関わる重要なイベントや時点」。これがマイルストーンです。これを適切に設定することで、プロジェクトが順調なのか、それとも遅延の兆しがあるのかを客観的に判断できるようになります。


【プロジェクト管理】タスクを分解して管理する!「ワークパッケージ」の定義|情報処理問題1000本ノック


プロジェクトの全体像を把握し、漏れなく管理するために欠かせないWBS(Work Breakdown Structure)。その「一番端っこ」にある最小単位を正しく理解しましょう。

1. 問題:WBSにおける作業の最小単位

【 問題 】 プロジェクトの全作業を階層的に分解したWBS(作業分解構成図)において、これ以上分解せず、コストやスケジュールを個別に見積もり・管理することが可能な最小単位の階層を何と呼ぶでしょうか?

① アクティビティ   ② ワークパッケージ   ③ マイルストーン   ④ クリティカルパス

2. 正解:プロジェクトの構成要素に関する正解

正解: ② ワークパッケージ

3. 解説:管理の「箱」をどこまで細かくするか

WBSは大きなプロジェクトを小さな作業に分解していく手法です。その最下層にあるのが「ワークパッケージ」です。ここが明確になって初めて、その作業に「誰が」「いつまでに」「いくらで」取り組むのかを具体的に割り振ることができます。

【図解:WBSの階層構造イメージ】

■ プロジェクト全体(最上位)
  └ フェーズ(要件定義、設計など)
    └ 作業項目(基本設計、詳細設計など)
      └ ワークパッケージ(最下層:管理の最小単位)

※ワークパッケージは、さらに細かい「アクティビティ(行動)」に分解してスケジュールに展開されます。
[ 関連用語の整理 ]
アクティビティ:ワークパッケージを完了させるための具体的な個々の作業(行動)。
マイルストーン:プロジェクト上の重要な節目(納品日や承認日など)。期間は「ゼロ」。
コントロールアカウント:複数のワークパッケージを束ねて管理・測定する単位。

1. 理解のコツ: ワークパッケージは、いわば「担当者に丸投げできるサイズの仕事のパッケージ」です。これ以上大きくても管理が曖昧になり、細かすぎても管理コストが上がってしまいます。一般的には数日〜2週間程度の作業量に設定されることが多いです。
2. 試験対策の視点: 「WBSの最下層」「管理の最小単位」というキーワードが出たら、迷わずワークパッケージを選びましょう。また、WBSを作成することで「作業の漏れ(ヌケ)が防げる」というメリットも併せて頻出します。


4. まとめ

「WBSを構成する、独立して管理可能な最小の作業単位」。これがワークパッケージです。プロジェクトの予算やスケジュールを積み上げるための、もっとも重要な「基礎のブロック」であることを押さえておきましょう!



【プロジェクトマネジメント】誰がプロジェクトに関わるのか?「ステークホルダー」の定義|情報処理問題1000本ノック


プロジェクトは開発チームだけで完結するものではありません。その成否によって影響を受ける、あるいはプロジェクトに影響を与える全ての人々を正しく把握することが、管理の第一歩です。

1. 問題:プロジェクトにおける利害関係者

【 問題 】 プロジェクトの活動によって利益や不利益を被ったり、あるいはプロジェクトの意思決定や活動に影響を与えたりする可能性がある、顧客、スポンサー、チーム、外部組織などの総称(利害関係者)を何と呼ぶでしょうか?

① プロジェクトオーナー   ② ステークホルダー   ③ エンドユーザー   ④ サプライヤー

2. 正解:プロジェクトマネジメント用語に関する正解

正解: ② ステークホルダー

3. 解説:広範囲にわたる「利害」の把握

ステークホルダー(Stakeholder)とは、日本語で「利害関係者」と訳されます。これには、直接プロジェクトに参加するメンバーだけでなく、資金を出すスポンサー、完成したシステムを使うユーザー、さらには競合他社や近隣住民まで含まれる場合があります。

[ ステークホルダーの具体例 ]
内部:プロジェクトマネジャー、プロジェクトチーム、社内の他部署。
外部:顧客(発注者)、エンドユーザー、外注先(ベンダー)、政府機関。

[ 他の選択肢との違い ]
プロジェクトオーナー:プロジェクトの最終的な責任を持ち、意思決定を行う個人や組織。
エンドユーザー:システムを最終的に実際に操作・利用する人々。
サプライヤー:プロジェクトに必要なリソースやサービスを提供する外部業者。

1. 理解のコツ: 「Stake(かけ金、利害)」を「Hold(持っている)」している人、と覚えると分かりやすいです。プロジェクトの進行を阻む人も、助けてくれる人も、すべて管理対象(ステークホルダー)としてリストアップする必要があります。
2. 試験対策の視点: PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)においても「ステークホルダーの特定」は初期段階の重要プロセスとして定義されています。試験では、誰がステークホルダーに含まれるかといった識別や、彼らの期待値を調整する「エンゲージメント」の重要性が頻出します。


4. まとめ

「プロジェクトから影響を受ける、または与える全ての利害関係者」。これがステークホルダーです。プロジェクトを成功に導くためには、技術だけでなく、彼らとの人間関係の管理が不可欠であることを押さえておきましょう!


        
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