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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【プロジェクト管理】タスクを分解して管理する!「ワークパッケージ」の定義|情報処理問題1000本ノック


プロジェクトの全体像を把握し、漏れなく管理するために欠かせないWBS(Work Breakdown Structure)。その「一番端っこ」にある最小単位を正しく理解しましょう。

1. 問題:WBSにおける作業の最小単位

【 問題 】 プロジェクトの全作業を階層的に分解したWBS(作業分解構成図)において、これ以上分解せず、コストやスケジュールを個別に見積もり・管理することが可能な最小単位の階層を何と呼ぶでしょうか?

① アクティビティ   ② ワークパッケージ   ③ マイルストーン   ④ クリティカルパス

2. 正解:プロジェクトの構成要素に関する正解

正解: ② ワークパッケージ

3. 解説:管理の「箱」をどこまで細かくするか

WBSは大きなプロジェクトを小さな作業に分解していく手法です。その最下層にあるのが「ワークパッケージ」です。ここが明確になって初めて、その作業に「誰が」「いつまでに」「いくらで」取り組むのかを具体的に割り振ることができます。

【図解:WBSの階層構造イメージ】

■ プロジェクト全体(最上位)
  └ フェーズ(要件定義、設計など)
    └ 作業項目(基本設計、詳細設計など)
      └ ワークパッケージ(最下層:管理の最小単位)

※ワークパッケージは、さらに細かい「アクティビティ(行動)」に分解してスケジュールに展開されます。
[ 関連用語の整理 ]
アクティビティ:ワークパッケージを完了させるための具体的な個々の作業(行動)。
マイルストーン:プロジェクト上の重要な節目(納品日や承認日など)。期間は「ゼロ」。
コントロールアカウント:複数のワークパッケージを束ねて管理・測定する単位。

1. 理解のコツ: ワークパッケージは、いわば「担当者に丸投げできるサイズの仕事のパッケージ」です。これ以上大きくても管理が曖昧になり、細かすぎても管理コストが上がってしまいます。一般的には数日〜2週間程度の作業量に設定されることが多いです。
2. 試験対策の視点: 「WBSの最下層」「管理の最小単位」というキーワードが出たら、迷わずワークパッケージを選びましょう。また、WBSを作成することで「作業の漏れ(ヌケ)が防げる」というメリットも併せて頻出します。


4. まとめ

「WBSを構成する、独立して管理可能な最小の作業単位」。これがワークパッケージです。プロジェクトの予算やスケジュールを積み上げるための、もっとも重要な「基礎のブロック」であることを押さえておきましょう!



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