【情報セキュリティ】通信パケットをこっそり盗み見る!「スニッファ」|情報処理問題1000本ノック
情報セキュリティにおける代表的な攻撃手段・脅威。ネットワーク上を流れる暗号化されていない通信データ(パケット)を盗聴・解析する「スニッファ(スニフィング)」を攻略しましょう。
1. 【 問題 】:情報セキュリティ(ネットワーク脅威・盗聴)
【 問題 】 ネットワーク上の通信に関する記述です。ネットワーク内を通過するパケット(通信データ)を不正に盗聴・収集し、その中からID、パスワード、個人情報などの機密情報を盗み出す攻撃手法(またはそのツール)は、次のうちどれか。
(ア)ウォー・ダイヤリング
(イ)ソーディング
(ウ)スニッファ
(エ)フィルタリング
2. 正解:
正解:(ウ)スニッファ(スニフィング)
3. 解説:「流れてくるデータを『くんくん嗅いで』盗み出す!」
スニッファ(Sniffer)は、英語の「Sniff(クンクン匂いを嗅ぐ)」に由来する用語で、本来はネットワーク管理者が障害解析やデータフロー監視のために用いる「パケット解析・キャプチャツール(Wiresharkなど)」を指します。
しかし、攻撃者がこれを悪用して平文(暗号化されていないHTTPやFTPなど)の通信データを盗み見し、認証情報や個人情報を奪う攻撃(スニフィング/盗聴)を行うため、セキュリティ上の大きな脅威となっています。
| 用語名 | 概要・特徴 |
|---|---|
| (ウ)スニッファ | ネットワーク上のパケットを盗聴(キャプチャ)し、IDやパスワードを盗み出す攻撃・ツール。 |
| (ア)ウォー・ダイヤリング | モデムが接続されている電話番号を順次自動でダイヤルし、不正侵入可能な通信ポートを探す古典的手法。 |
| (イ)ソーディング(ソート) | データを特定の順序(昇順・降順など)に並べ替える処理全般のこと。攻撃手法ではない。 |
| (エ)フィルタリング | 特定の条件に基づいて不要なパケットや有害なWEBサイトへのアクセスをしゃ断(制限)する防御機能。 |
1. 理解のコツ: 「郵便はがきと封筒」に例えてみましょう。
・暗号化されていない通信(HTTPなど)は「透明なはがき」で手紙を送るようなものです。
・途中の郵便局員(悪意あるスニッファ)がはがきの中身を覗き見れば、そこに書かれたパスワードや住所は一目瞭然で盗まれてしまいます。
・このスニッファ攻撃を防ぐ最大の防衛策が、通信全体を「見えない中身(HTTPS/TLS)」にして鍵付きの封筒(暗号化)で送ることです。
2. 試験対策の視点: ITパスポートや基本情報技術者試験のセキュリティ分野で定番の用語です。
問題文に「パケットを盗聴」「IDやパスワードを盗み出す」「ネットワーク上の通信内容をキャプチャ」というキーワードがあれば、迷わずスニッファ(スニフィング)を選んでください!
4. まとめ
「ネットワーク上のパケットをキャプチャ・盗聴してIDやパスワードを抜き取る技術やツール」。これがスニッファです。通信の暗号化(HTTPSやVPN)がスニッファ対策として必須であることをセットで覚えておきましょう!