忍者ブログ
情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【コンピュータシステム】CPUの計算担当!「演算装置の構成要素」|情報処理問題1000本ノック

CPU(中央処理装置)の5大装置の一つである「演算装置」。四則演算や論理演算を超高速にこなす内部構造(ALUと各種レジスタ)の役割を攻略しましょう。

1. 【 問題 】:コンピュータシステム(CPUの内部構造・演算装置)

【 問題 】 CPUの演算装置に関する次の記述は、正しい(〇)か、誤り(×)か答えなさい。

「CPUの演算装置は、四則演算や論理演算を行う算術論理演算装置(ALU)と、演算データや計算結果を一時的に保持する演算用レジスタ(アキュムレータやステータスレジスタなど)で構成される。」

(ア)正しい(〇)
(イ)誤り(×)

2. 正解:

正解:(ア)正しい(〇)

3. 解説:「電子電卓(ALU)と、そのメモ帳(レジスタ)」のペア

演算装置の主役は、実際に計算処理を担当する回路であるALU(Arithmetic Logic Unit:算術論理演算回路)です。
しかし、ALU単体では「入力された一瞬」しかデータを扱えません。そのため、計算する数字を一時的に置いておいたり、計算結果や「桁繰り(キャリー)が発生したか」といった状態を記録しておく演算用レジスタ群が絶対に不可欠となります。

【演算装置を構成する「主なモジュール」】 ← ココが試験のポイント!

構成要素主な役割(仕事内容)
ALU(算術論理演算回路) 加減乗除(四則演算)や AND/OR/NOT などの論理演算を実際に実行する回路。
アキュムレータ(累算器) ALUに送るデータや、演算後の「計算結果」を一時的に記憶する代表的なレジスタ。
ステータスレジスタ(フラグレジスタ) 演算結果が「ゼロになったか」「マイナスになったか」「あふれた(オーバーフロー)か」などの状態を保持する。
汎用レジスタ 多目的に計算データやアドレスを保持しておくレジスタ。

1. 理解のコツ: 「そろばん塾の生徒」に例えてみましょう。
・① ALU:頭の中で超高速に計算を行う「脳みそ(計算回路)」そのものです。
・② アキュムレータ:計算途中の数値を忘れないように手元に置く「そろばん(数値保持)」です。
・③ ステータスレジスタ:答えがマイナスになった時に「マイナス赤札」を立てる「メモ書き(状態記録)」です。
脳みそ(ALU)と手元のそろばん・メモ(演算用レジスタ)がセットになって初めて、複雑な連続計算が成立します。

2. 試験対策の視点: 「制御装置」と「演算装置」の構成要素のシャッフル問題(引っかけ)が非常に頻出です。
制御装置のキーワード ➔ プログラムカウンタ、命令レジスタ、命令デコーダ(指示出し)
演算装置のキーワード ➔ ALU、アキュムレータ、ステータスレジスタ(計算処理)
この2グループの所属をしっかり切り分けて覚えておくことが、得点源にするための最大のコツです。


4. まとめ

演算装置は「計算回路であるALU」と「データや状態を置く演算用レジスタ(アキュムレータ、ステータスレジスタ等)」が密接に連携して動いています。制御装置の構成パーツとの混同に注意して整理しておきましょう!


PR