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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【コンピュータシステム】CPUの司令塔!「制御装置の構成要素」|情報処理問題1000本ノック

CPU(中央処理装置)の5大装置の一つである「制御装置」。命令を順番に読み出し、解読して各装置へ指示を出す司令塔の内部構造に関する引っかけ問題を攻略しましょう。

1. 【 問題 】:コンピュータシステム(CPUの内部構造・制御装置)

【 問題 】 CPUの制御装置(Control Unit)に関する次の記述は、正しい(〇)か、誤り(×)か答えなさい。

「CPUの制御装置は、次に実行する命令のアドレスを保持する『プログラムカウンタ』と、取り出した命令を解読する『命令デコーダ』の2つのモジュールのみで構成される。」

(ア)正しい(〇)
(イ)誤り(×)

2. 正解:

正解:(イ)誤り(×)

3. 解説:「指示書を置く机(命令レジスタ)」がないと作業できない!

記述にある「プログラムカウンタ」と「命令デコーダ」はどちらも制御装置の重要要素ですが、「この2つだけで構成される」という点が誤りです。
メモリから読み出した命令を解読する前に「一時的に取り込んで保管しておく」ための命令レジスタや、解読結果に基づいて演算装置やメモリへ電気信号を送る制御信号生成回路(シーケンサ)なども含まれており、主に4つの重要な要素で構成されています。

【制御装置を構成する「主な4つのモジュール」】 ← ココが試験のポイント!

構成モジュール主な役割(仕事内容)
プログラムカウンタ 次に実行すべき命令が格納されている「主記憶のアドレス」を保持する。
命令レジスタ 主記憶から取り出してきた(フェッチした)「命令そのもの」を一時保管する。
命令デコーダ 命令レジスタにある命令を解読し、何の処理を行うか(加算か、転送か等)を判別する。
制御信号生成回路 解読結果に従って、ALU(演算装置)やメモリへ具体的な制御信号(タイミング信号)を送る。

1. 理解のコツ: 「料理のシェフ(制御装置)」の作業手順に例えてみましょう。
・① プログラムカウンタ:「次はレシピ本の5ページ目(アドレス)を読むぞ」とページ番号を覚える。
・② 命令レジスタ:その5ページに書いてある「ニンジンを切る(命令)」というテキストをメモ用紙に書き写して手元(レジスタ)に置く。(※今回の設問で抜けていた重要なステップです!)
・③ 命令デコーダ:手元のメモを見て「なるほど、包丁を使って千切りにする指示だな」と解読する。
・④ 制御回路:解読結果をもとに、手足(演算装置)に「包丁を握って動かせ!」と電気信号(指示)を送る。
メモ(命令レジスタ)がないと、本から読んだ命令を解読する一瞬の間に忘れてしまうため、この4つが揃って初めてスムーズに命令が実行されます。

2. 試験対策の視点: 「制御装置に含まれるレジスタはどれか」「命令実行サイクル(フェッチ→解読→実行)で使われる装置はどれか」という形で高確率で出題されます。
特に「プログラムカウンタ = アドレス(番地)を指すもの」「命令レジスタ = 命令(データ)そのものを置くもの」という役割の違いは、選択肢を絞り込む際の強力な決定打になります。


4. まとめ

制御装置は「プログラムカウンタ」と「命令デコーダ」だけでなく、命令自体を保持する「命令レジスタ」や各所へ指示を送る「制御回路」などが連携して動いています。「何が入っていて、何が抜けているか」を見抜けるようにセットで覚えておきましょう!


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