【コンピュータシステム】システムを止めずに仮想マシンを引越し!「ライブマイグレーション」|情報処理問題1000本ノック
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験のITインフラ・仮想化分野で頻出の必須テーマ。「ライブマイグレーション」の仕組みと、対比される「コールドマイグレーション」との違いを攻略しましょう。
1. 【 問題 】:テクノロジ系(仮想化技術・インフラ)
【 問題 】 サーバー仮想化環境における運用技術に関する記述です。物理サーバ上で稼働している仮想マシン(VM)を、OSやアプリケーションを稼働させたまま(サービスを停止させることなく)、別の物理サーバへ移行(移動)させる技術は、次のうちどれか。
(ア)コールドマイグレーション
(イ)ライブマイグレーション
(ウ)ライブコンパイル
(エ)ホットスワップ
2. 正解:
正解:(イ)ライブマイグレーション
3. 解説:「『メモリ状態』を裏で転送することで、無停止で引っ越し完了!」
ライブマイグレーションは、移行元の物理サーバで動作している仮想マシンのメモリ空間(CPUrレジスタ状態やRAMの内容)を、ネットワーク経由で移行先の物理サーバへバックグラウンドコピーすることで実現します。
転送が完了した瞬間に切り替えるため、ユーザーからはサービスがほぼ無停止(ミリ秒単位の瞬断のみ)で動いているように見えます。
| 方式名 | 仮想マシンの状態 | 特徴・メリット・デメリット |
|---|---|---|
| (イ)ライブマイグレーション | 稼働状態(起動したまま) | ・サービス停止時間(ダウンタイム)がほぼゼロ。 ・業務を止めずに物理サーバの保守点検が可能。 |
| (ア)コールドマイグレーション | 停止状態(シャットダウン後) | ・確実に移行できるが、サービス停止(ダウンタイム)が発生する。 ・ライブマイグレーションに必要なネットワーク要件が不要。 |
1. 理解のコツ: 用語のイメージで覚えましょう。
・Live(生きている・動いている)状態のまま Migration(引っ越し)するからライブマイグレーションです。
・活用例:物理サーバAのCPU使用率が100%になりそうなとき、動いているVMをサッと空いている物理サーバBへ逃がす(動的負荷分散)ことができます。
2. 試験対策の視点: 仮想化・クラウド基盤の頻出キーワードです。
問題文に「仮想マシンを実行したまま/停止させずに」「別の物理サーバに移行」「無停止でメンテナンス」と来たら、迷わずライブマイグレーションを選択しましょう!
4. まとめ
仮想マシンを実行したまま(稼働させた状態のまま)別の物理システムへ移動させる技術。これがライブマイグレーションです。物理サーバの無停止メンテナンスや負荷分散を実現する必須技術としてしっかりマスターしておきましょう!