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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【ネットワーク】情報を電波に乗せる!「変調方式」の仕組み|情報処理問題1000本ノック

デジタルデータである「0」や「1」の信号を、遠くへ飛ばすための電波(アナログ波)に変換する技術を「変調」と呼びます。通信の基本となるこの仕組みを整理しましょう。

■ 信号を運ぶ仕組み:変調と搬送波

情報を載せて運ぶための電波のことを搬送波(キャリア)と呼びます。この搬送波の性質(振幅、周波数、位相)を変化させることで、情報を表現します。

変調方式特徴と振る舞い
振幅変調 (AM / ASK) 信号の変化を振幅(波の大きさ)の変化に置き換える方式。デジタル(ASK)では、振動の「あり・なし」で0と1を表現します。
周波数変調 (FM / FSK) 信号の変化を周波数(波の密度)の高低に置き換える方式。デジタル(FSK)では、周波数の切り替えで0と1を表現します。
位相変調 (PM / PSK) 信号の変化を位相(波のタイミング)の変化に置き換える方式。デジタル(PSK)では、0から1(またはその逆)へ変わる際に位相を変化させます。

試験対策の重要キーワード

  • アナログ変調(AM/FM/PM):主にラジオ放送などのアナログ通信で使われる基本方式です。
  • デジタル変調(ASK/FSK/PSK):コンピュータのデジタル信号(0/1)を、電波の物理的な変化にマッピングする方式です。
  • QAM(直交振幅変調):振幅と位相を組み合わせて、一度により多くのビットを運ぶ高度な方式。Wi-Fiなどで広く使われています。

※変調は「送る側」、元の信号に戻す「復調(デモジュレーション)」は「受ける側」の役割です。この両方を行う装置が「モデム(MOdulator-DEModulator)」の名前の由来となっています。


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