【マネジメント】ソースコードを独占・権利制限!「プロプライエタリ」|情報処理問題1000本ノック
ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験のストラテジ・ソフトウェア法務分野で頻出の重要概念。「プロプライエタリ(Proprietary)」の定義と、対比される「オープンソース・ソフトウェア(OSS)」との相違点を攻略しましょう。
1. 【 問題 】:ストラテジ系(知的財産権・ソフトウェアライセンス)
【 問題 】 ソフトウェアの権利や配布形態に関する記述です。開発者や権利保有者(メーカーなど)がソースコードや著作権・所有権を独占的に保持し、第三者による無断での改変・再配布・解析(リバースエンジニアリングなど)を制限・禁止する運用形態やソフトウェアの性質を表す用語として、適切なものはどれか。
(ア)オープンソース・ソフトウェア(OSS)
(イ)プロプライエタリ(Proprietary)
(ウ)パブリックドメイン(Public Domain)
(エ)フリーウェア(Freeware)
2. 正解:
正解:(イ)プロプライエタリ(Proprietary)
3. 解説:「『所有権者(Owner)による権利独占』を意味する言葉!」
プロプライエタリ(Proprietary)は、英語の「property(財産・所有物)」や「proprietor(所有者)」に由来する言葉です。
Microsoft WindowsやmacOS、商業用パッケージソフトのように、**「自社の著作財産権としてソースコードを非公開(クローズドソース)にし、利用契約(EULA)に基づいて使用権のみを許可する」**形式を指します。
| 比較項目 | プロプライエタリ(Proprietary) | オープンソース(OSS) |
|---|---|---|
| ソースコードの開示 | 原則「非公開」(バイナリ形式のみ配布) | 「公開」されており誰でも閲覧可能 |
| 利用者の権利制限 | 複製・改変・再配布・再販売などを厳しく制限・禁止 | ライセンス条件(GPL, MIT等)に従い自由な改変・再配布が可能 |
| サポート・品質保障 | 開発元企業による手厚いサポートや保証が存在する | 原則「無保証(As-Is)」であり自己責任運用 |
| 代表例 | Windows, macOS, Oracle Database, MS Office | Linux, MySQL, Python, Apache Web Server |
1. 理解のコツ:
・「秘伝のタレ(レシピ=ソースコード)」を絶対に教えず、料理(完成品のソフト)だけを販売して権利を守るのがプロプライエタリ。
・レシピをすべて一般公開し、みんなで改良し合おうというのがオープンソース(OSS)です。
2. 試験対策の視点:
問題文に「ソースコード非公開」「所有権・著作権の独占」「ライセンスによる利用・改変の制限」「商業用パッケージ」と来たら、迷わずプロプライエタリ(プロプライエタリ・ソフトウェア)を選択しましょう!
4. まとめ
権利者がソースコードや所有権を保持し、第三者による複製や改変・解析などを厳しく制限するソフトウェア形態。これがプロプライエタリです。対比となるオープンソース(OSS)とのライセンス思想の違いと合わせて確実に押さえておきましょう!