【ハードウェア】1ビットの記憶を保持する基本回路!「フリップフロップ」|情報処理問題1000本ノック
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の論理回路・ハードウェア分野で最頻出の根幹概念。「フリップフロップ回路」の定義と、SRAMやレジスタとの関係、組合せ回路との違いを攻略しましょう。
1. 【 問題 】:テクノロジ系(ハードウェア・論理回路)
【 問題 】 コンピュータの論理回路に関する記述です。入力信号が変化しても電源が供給されている限り状態を維持することができ、1ビット(0または1)の情報を一時的に保持・記憶することができる順序回路は、次のうちどれか。
(ア)加算器(Full Adder)
(イ)フリップフロップ回路(Flip-Flop)
(ウ)マルチプレクサ(Multiplexer)
(エ)デコーダ(Decoder)
2. 正解:
正解:(イ)フリップフロップ回路(Flip-Flop)
3. 解説:「『記憶を持つ論理回路』=順序回路の代表格!」
論理回路は、過去の状態を記憶できない「組合せ回路」と、過去の状態を記憶できる「順序回路」に大別されます。
フリップフロップは順序回路の最も基本的な要素であり、パタパタと状態がひっくり返る(Flip-Flop)動作からその名がついています。
| 適用先・概念 | 特徴・仕組み |
|---|---|
| SRAM(Static RAM) | フリップフロップで記憶セルを構成する。リフレッシュ(再充電)動作が不要で高速だが、回路が複雑で大容量化が難しい(キャッシュメモリに使用)。 |
| CPUレジスタ | CPU内部で演算データを一時保持する最も高速な記憶領域。フリップフロップ群で構成される。 |
| DRAM(Dynamic RAM)との違い | DRAMはコンデンサ(電荷)で1ビットを記憶するため、放電を防ぐリフレッシュ(再充電)操作が必要(主記憶・メインメモリに使用)。 |
1. 理解のコツ:
・「壁の電気スイッチ」をイメージしてください。一度「ON(1)」側にパチンと倒すと、手を離してもONのまま留まります(記憶保持)。これがフリップフロップです。
2. 試験対策の視点:
・問題文に「1ビットの情報を保持」「0または1の状態を維持」「SRAMのメモリセル」「順序回路」と来たら、迷わずフリップフロップ回路を選択しましょう!
・「SRAM = フリップフロップ(リフレッシュ不要)」と「DRAM = コンデンサ(リフレッシュ必要)」の対比は毎年のように出題される超重要ポイントです。
4. まとめ
1ビットの情報を電源が供給されている間保持できる基本的な順序回路。それがフリップフロップです。CPU内部のレジスタやSRAMの記憶セルとして用いられるハードウェアの基本要素としてしっかりマスターしておきましょう!