【ネットワーク】データリンク層の2つの副層!「LLC副層」と「MAC副層」|情報処理問題1000本ノック
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験、ネットワークスペシャリスト試験のネットワーク分野で問われるテーマ。データリンク層(Layer 2)を構成する「LLC副層」と「MAC副層」の役割の違いを攻略しましょう。
1. 【 問題 】:ネットワーク系(OSI参照モデル・LAN規格)
【 問題 】 IEEE 802規格におけるデータリンク層の副層(サブレイヤ)に関する記述です。データリンク層の副層の中で、上位のネットワーク層とのインターフェースとなり、複数のプロトコルを識別・処理する多重化機能や論理的な通信リンクの制御(誤り制御・フロー制御など)を規定する層は、次のうちどれか。
(ア)MAC副層(Media Access Control Sublayer)
(イ)MAL副層
(ウ)LLC副層(Logical Link Control Sublayer)
(エ)LLP副層
2. 正解:
正解:(ウ)LLC副層(Logical Link Control Sublayer)
3. 解説:「上位層との架け橋(LLC副層)と、下位の物理媒体の制御(MAC副層)!」
LANの標準規格であるIEEE 802シリーズでは、データリンク層を役割ごとに**2つの副層(サブレイヤ)**に分けて規定しています。
| 副層(サブレイヤ)名 | 位置関係・役割 | 主な機能・規定内容 |
|---|---|---|
| (ウ)LLC副層 (論理リンク制御副層) |
上側(ネットワーク層側) 上位層とのやり取りを担当。 |
・多重化機能(IPやIPXなど複数プロトコルの識別) ・順序制御、誤り制御、フロー制御 ※伝送媒体(有線LAN/Wi-Fi等)の種類に依存しない。 |
| (ア)MAC副層 (媒体アクセス制御副層) |
下側(物理層側) 物理的な伝送媒体との接続を担当。 |
・MACアドレスによるフレームの送受信制御 ・アクセス制御(CSMA/CD、CSMA/CAなど) ・フレームの衝突(コリジョン)検知・回避 |
1. 理解のコツ: 「手紙を送る作業」で例えてみましょう。
・LLC副層:手紙の宛先がどの部署(上位プロトコル)宛かを分類し、正しく届いたか確認・整理する「受付・多重化担当」。
・MAC副層:トラックや飛行機(有線LANやWi-Fiなどの物理媒体)に合わせて荷物をどう積み込んで発送するかを決める「現場の配送制御担当(MACアドレス利用)」。
2. 試験対策の視点: データリンク層の副層問題で非常に頻出の対比構造です。
問題文に「多重化機能」「論理的な制御」「上位プロトコルの識別」「LLC」と出たらLLC副層、「MACアドレス」「CSMA/CD」「フレームの衝突検知」と出たらMAC副層を選択しましょう!
4. まとめ
データリンク層の上側に位置し、プロトコルの多重化機能や論理的なリンク制御を規定する仕組み。これがLLC副層です。物理媒体に依存する下側の「MAC副層」との違いも含めて完璧に覚えておきましょう!