【情報セキュリティ】シャドーITを防ぎクラウド利用を集中監視!「CASB」|情報処理問題1000本ノック
クラウドサービスの利用拡大に伴い急重要度が高まっているセキュリティ概念。ユーザーと複数のクラウドサービスの間に位置し、セキュリティポリシーを統一適用・可視化する「CASB」を攻略しましょう。
1. 【 問題 】:情報セキュリティ(クラウドセキュリティ・アクセス制御)
【 問題 】 クラウドサービスのセキュリティ管理手法に関する記述です。企業などの組織において、従業員が利用する複数のクラウドサービス(SaaS/PaaS/IaaSなど)とユーザーの間に割り込み、アクセス状況の一元的な可視化やセキュリティポリシーの強制、データ保護などを統合的に実施するソリューションまたはコンセプトは、次のうちどれか。
(ア)CASB(Cloud Access Security Broker)
(イ)SIEM(Security Information and Event Management)
(ウ)DLP(Data Loss Prevention)
(エ)SSO(Single Sign-On)
2. 正解:
正解:(ア)CASB(Cloud Access Security Broker)
3. 解説:「クラウド利用の『監視カメラ 兼 警備員』を中継地点に置く!」
CASB(キャスビー:Cloud Access Security Broker)は、従業員とクラウドサービスの間に「仲介者(Broker)」として介在し、クラウド利用における安全性を一括管理するセキュリティの仕組みです。
企業内で許可されていないクラウドサービスを勝手に利用する「シャドーIT」の検知や、機密データの不正アップロード・ダウンロード防止、アクセス制御などを一元的に行います。
| 機能柱 | 具体的な役割 |
|---|---|
| 1. 可視化(Visibility) | 従業員が「どのクラウドサービスをどれくらい使っているか」を監視・発見し、シャドーITを検知する。 |
| 2. コンプライアンス(Compliance) | 企業のセキュリティポリシーに従い、暗号化や特定のクラウド利用制限ルールを強制適用する。 |
| 3. データセキュリティ(Data Security) | DLP(情報漏洩対策)技術と連携し、機密データの社外クラウドへの不正アップロードを防ぐ。 |
| 4. 脅威防御(Threat Protection) | マルウェア感染ファイルがクラウドを経由して拡散するのを防ぎ、不正アクセスを遮断する。 |
1. 理解のコツ: 「空港の保安検査場(手荷物検査)」に例えてみましょう。
・従業員が飛行機(各クラウドサービス)に乗る前に、共通の保安検査場(CASB)を必ず通過させます。
・そこで「許可されていない危険な場所に行こうとしていないか(シャドーIT)」「危険物(機密データ漏洩・マルウェア)を持ち込もうとしていないか」を一括チェックします。
2. 試験対策の視点: 情報処理安全確保支援士試験や基本情報・応用情報技術者試験で近年頻出のキーワードです。
問題文に「クラウドサービスの利用状況」「ユーザーとクラウドの間に位置」「セキュリティポリシーの適用・強制」「シャドーIT対策」といった文言があれば、迷わずCASBを選択しましょう!
4. まとめ
「ユーザーと複数のクラウドサービスの間に位置し、可視化やセキュリティポリシーを一元的に適用・強行する仕組み」。これがCASBです。シャドーIT対策や情報漏洩防止のためのクラウド時代の必須セキュリティツールとして確実に覚えておきましょう!