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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【プロジェクトマネジメント】ノードに作業を詰め込む!「プレジデンス・ダイアグラム法」|情報処理問題1000本ノック

プロジェクトのスケジュールを組む際、タスクの依存関係(どちらを先にやるか)を視覚化するネットワーク図。文字のトラップに引っかかりやすい「プレジデンス・ダイアグラム法」と「アロー・ダイアグラム法」の違いを完全攻略しましょう。

1. 【 問題 】:プロジェクトマネジメント(スケジュール管理技法)

【 問題 】 スケジュール管理技法の中で、ネットワークダイアグラムに分類され、作業をノード(結合点や箱)で、作業順序をアロー(矢印)で表現するものは、どれでしょうか?

(ア) プレジデンス・ダイアグラム法
(イ) アロー・ダイアグラム法
(ウ) クリティカル・ダイアグラム法
(エ) 作業イベント法

2. 正解:

正解: (ア) プレジデンス・ダイアグラム法

3. 解説:「作業を書く場所」が箱の中か、矢印の上か

プレジデンス・ダイアグラム法(PDM:Precedence Diagramming Method)は、別名AON(Activity on Node)とも呼ばれます。その名の通り、「ノード(Node:箱)」の中に具体的な作業名や日数を書き込み、それらを結ぶ「アロー(Arrow:矢印)」は純粋にタスクの順序や依存関係だけを表す表現技法です。現代の一般的なプロジェクト管理ソフト(MS Projectなど)の多くはこの方式を採用しています。

【試験で超激戦となる2大ネットワーク図の比較】 ← ココが試験のポイント!

技法名(略称)ノード(◯や□)が表すものアロー(矢印)が表すもの図の構造イメージ
(ア) プレジデンス・ダイアグラム法
(PDM / AON)
具体的な「作業(タスク)」 純粋な「作業の順序」 [作業A] ――> [作業B]
(イ) アロー・ダイアグラム法
(ADM / AOA)
作業の開始や終了の「イベント(結合点)」 具体的な「作業」とその日数 (開始) ――作業A――> (終了)

※ (ウ)、(エ)は試験を惑わすための架空の用語です(ただし、最長経路を意味する「クリティカルパス」という用語は存在します)。

1. 理解のコツ: 「タスクのバトンリレー」をイメージしてください。
プレジデンス・ダイアグラム法(PDM)は、タスクを主役にした図です。□の箱の中に「要件定義(5日間)」と書き、そこから次の「設計(10日間)」の箱へ矢印を引っ張ります。矢印には何も書きません。ただの『進む方向』です。直感的でわかりやすいため、現代のシステム開発でも主流となっています。
・一方で、名前のせいで最も勘違いしやすいのがアロー・ダイアグラム法(ADM)です。問題文に「アローで表現する」と書かれていると、ついこちらを選びたくなりますが、アロー・ダイアグラム法において矢印はただの飾りではなく、矢印そのものの上が「作業(タスク)」の作業場所になります。ノード(◯)は単なる「スタート地点」と「ゴール地点」にすぎません。この『主役である作業をどちらに配置するか』という設計思想の違いを意識すると、引っ掛け問題を一瞬で見破れるようになります。

2. 試験対策の視点: 午前試験(ITパスポートから応用情報、PM試験まで)では、「作業をノードで、順序をアローで表すのはどれか」という今回のような直球の定義問題が繰り返し出題されます。頭の中で「作業=ノード = プレジデンス(PDM)」「作業=アロー = アロー(ADM)」という組み合わせを完璧にリンクさせておきましょう。また、プレジデンス・ダイアグラム法は、作業のつなぎ方として「前作業が終わったら次を始める(FS関係)」だけでなく、「同時に始める(SS関係)」などの柔軟な関係性を表現できる点も特徴としてたまに問われます。


4. まとめ

「作業をノード(箱)で表し、その前後の順序関係をアロー(矢印)で結んで表現するスケジュール管理技法」。これがプレジデンス・ダイアグラム法(PDM)です。問題文の「アロー」という単語のトラップを華麗にスルーして、ノードが主役である点から正解を導き出せるようにしておきましょう!


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