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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【システム構成】データを会社の資産に変える統治ルール!「データガバナンス」|情報処理問題1000本ノック

データはただ溜めるだけではゴミの山。データを全社で安全かつ有効に活用するために、組織としてのルールや手続きを定める「データガバナンス」を攻略しましょう。

1. 【 問題 】:データ管理とIT組織の統治(ガバナンス)

【 問題 】 企業が保有する多種多様なデータ資産を経営やビジネスに安全かつ有効に活用するために、データの収集、保存、利用権限、セキュリティ、品質管理などに関する「全社的な経営ポリシー(方針)」を策定し、それを組織全体で遵守させるための責任体系や業務手順、管理体制を構築・統治する活動を何と呼ぶでしょうか?

① データガバナンス (Data Governance)
② データマネジメント (Data Management)
③ データリテラシー (Data Literacy)
④ データプロファイリング (Data Profiling)

2. 正解:

正解: ① データガバナンス (Data Governance)

3. 解説:「データ活用の法律と裁判所」を会社の中に作ること

これまでは、部門ごとにバラバラのルールでデータが管理されていました。しかし、それでは「セキュリティ漏洩」が起きたり、「データの形式が違って連携できない」といった問題が発生します。そこで、会社全体で共通の『データに関するルール(方針)』を敷くのがデータガバナンスです。

【データガバナンスとデータマネジメントの決定的な違い】

データガバナンス(統治・方針・ルール):今回の正解です。「データの所有者は誰か」「どんなセキュリティ基準で保存すべきか」という組織のポリシー(法律)や意思決定の枠組みを決めることです。以前学んだ『データメッシュ(現場に責任を分散する)』を全社で安全に実現するためにも、このガバナンスというルール設定が絶対に必要になります。 ← ココが問題の正解!

データマネジメント(実行・業務・技術):ガバナンスが定めた「ルール(法律)」に従って、実際にデータをシステム(DWHやデータレイク)に保存したり、バックアップを取ったり、日々のデータを綺麗にする「実務(執行)」のことです。
[ 選択肢のシャッフル解説(データ利活用に関するライバル用語たち) ]
★ ② データマネジメント:上記の通りです。ガバナンスが「決定・統治」であるのに対し、マネジメントはルールに沿ってデータを管理・運用する「実行・実務」を指します。
★ ③ データリテラシー:データを正しく読み解き、分析し、ビジネスの意思決定に活用できるという、働く「人間側のスキルやリテラシー(能力)」のことです。
★ ④ データプロファイリング:既存のデータソースを調査・分析し、データの品質、形式、矛盾がないか(文字化けや空欄がないかなど)を科学的にチェックして「データの健康状態を把握する技術的なプロセス」のことです。

1. 理解のコツ: 「国家の法律と警察」に例えてみましょう。
・国において「どんな法律(ルール)を作るか」「もし違反したら誰が責任を取るか」を決める国会や憲法の役割が、今回のデータガバナンス(統治)です。これがないと、みんなが自分勝手に行動して無法地帯(データの沼・セキュリティ事故)になってしまいます。
・そして、その法律を守りながら、実際に街をパトロールしたり道路を整備したりする行政や警察の実務がデータマネジメント(管理)です。この、最上位に位置する『ポリシーや手順の統治体制』こそがデータガバナンスです。
2. 試験対策の視点: 「組織のポリシーや手順」「収集、保存、セキュリティなどに関する統治」「責任体系や管理体制の構築」という、経営・組織的なルールのニュアンスがあれば「データガバナンス」が一択です。基本情報の科目A、応用情報の午前試験、そしてITストラテジストやシステム監査技術者試験において、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を安全に成功させるための経営管理の必須テーマとして、今まさに大本命で狙われる最重要キーワードです。


4. まとめ

「データを安全かつ高品質な状態で全社共有するために、収集からセキュリティに至るまでの組織的なルール(ポリシー)や責任の所在を明確にする経営統治活動」。これがデータガバナンスです。この『ガバナンス』という確固たる法律があるからこそ、前回学んだ『データレイク』に安全に生データを溜め、みんなが安心してデータをビジネスの武器として使うことができるのです。


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