忍者ブログ
情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【ブロックチェーン】取引をまとめるコンテナ!ブロックチェーンの「ブロック」|情報処理問題1000本ノック

ビットコインなどで使われるブロックチェーン技術。取引データがどのようにパッケージングされ、改ざん不可能な「鎖(チェーン)」になっていくのか、その単位であるブロックを攻略しましょう。

1. 【 問題 】:ブロックチェーンのデータ構造

【 問題 】 ブロックチェーン技術において、ネットワーク上で発生した複数のトランザクション(取引データ)を一定の時間ごとに1つのまとまり(コンテナ)にし、検証・承認された後に時系列順に結合されるデータ処理の基本単位はどれでしょうか?

① ブロック
② ノード
③ トークン
④ ハッシュ

2. 正解:

正解: ① ブロック(Block)

3. 解説:取引明細を「箱」に詰めて、前の箱と南京錠で繋ぐ

ブロックチェーンはその名の通り、取引データを詰め込んだ「ブロック」を、ハッシュ値という数学的な鎖(チェーン)で過去から現在へと一本道で繋いでいく技術です。

【ブロックの中身とチェーンになる仕組み】

1個のブロックの中には、主に以下の情報が入っています。

トランザクションの山:「AさんからBさんへ10コイン送金した」といった、その時間内に発生した大量の取引明細データ。
タイムスタンプ:そのブロックがいつ作られたかという時間情報。
直前のブロックのハッシュ値(← 超重要!):1つ前の古いブロックの中身を丸ごと数式に入れて計算した「暗号の指紋」です。

→ 新しいブロックを作る際、必ず「1つ前のブロックのハッシュ値」を内部に含めるルールになっているため、過去のブロックのデータを1文字でも改ざんすると、それ以降のすべてのハッシュ値がドミノ倒しのように変わってしまい、不正が瞬時にバレる仕組みになっています。
[ 他の選択肢の重要キーワード解説 ]
★ ② ノード:ブロックチェーンのネットワークに参加している、個々のコンピュータ(端末)のことです。
★ ③ トークン:ブロックチェーン上で発行される、独自の資産や価値、権利を表すデジタルスタンプのようなものです。
★ ④ ハッシュ:元データから特定の長さの不規則な文字列(暗号の指紋)を出力する計算システム、またはその値のことです。

1. 理解のコツ: 「会社の会計帳簿」をイメージしてください。毎日発生する1件1件の領収書(トランザクション)を、そのままバラバラで保管すると失くしてしまいます。そこで、1ページ(ブロック)に何十件もの取引をまとめて清書し、承認のハンコ(確認)をもらいます。さらに、次のページの冒頭には「前ページの合計金額(前のハッシュ値)」を引き継いで書くことで、途中のページを破り捨てたり改ざんしたりできないようにしている、というイメージです。
2. 試験対策の視点: 「トランザクションを一定単位にまとめる」「検証・承認される」「時系列に結合される」という記述があれば、その単位は「ブロック」です。ブロックチェーンの基本中の基本ですが、このブロック同士が「ハッシュ値」によって数珠繋ぎになっているという構造は、応用情報やシステムアーキテクトなどの高度試験でも記述式でよく狙われる超重要概念です。


4. まとめ

「複数の取引(トランザクション)をひとまとめにして、ネットワーク全体の承認を経て分散台帳に記録するコンテナ」。これがブロックです。このブロックを約10分に1個(ビットコインの場合)というペースで生成し、世界中のコンピュータで同期し続けることで、銀行のような中央管理者がいなくても「絶対にデータが消えない・改ざんされない」信頼のネットワークが作られています。


PR