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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【情報セキュリティ】例外なき門番!「完全仲介システム」|情報処理問題1000本ノック

「一度許可したから次もOK」という甘さを排除し、あらゆるアクセスを毎回チェックする。強固なセキュリティを実現するための設計原則を攻略しましょう。

1. 問題:アクセス制御の設計原則

【 問題 】 情報システムのセキュリティ設計において、利用者やプログラムによるあらゆるリソースへのアクセスを、必ずセキュリティ機構(レフェリー)が仲介し、その都度ポリシー(許可ルール)を照合・強制する仕組みを何と呼ぶでしょうか?

ア、最小権限の原則   イ、完全仲介(Complete Mediation)   ウ、多層防御   エ、デフォルト・ディナイ

2. 正解:セキュリティ設計に関する正解

正解: イ、完全仲介(Complete Mediation)

3. 解説:ショートカットを許さない徹底管理

完全仲介は、ソルトザーとシュローダーが提唱した「安全なシステムの設計原則」の一つです。

【図解:完全仲介のポイント】

■ 基本的な考え方
・リソース(ファイル、データベース、APIなど)への「隠れ道」を一切作らせない。
・アクセスが発生するたびに、権限があるかを必ず確認する。

■ なぜ「毎回」なのか?
・最初の確認時には権限があっても、次の瞬間には権限が剥奪されている可能性があるからです。
・キャッシュされた古い許可情報(トークンなど)を使い回しすぎると、この原則から外れてしまいます。
[ ゼロトラストとの深い関係 ]
★ 現代の「ゼロトラスト」は、この完全仲介の概念をネットワーク全体に広げたものです。社内・社外を問わず、全ての通信(アクセス)を仲介装置(プロキシやゲートウェイ)がインターセプトし、検証することを求めます。

1. 理解のコツ: どんなに「顔なじみ」の人であっても、建物に入るたびに必ずIDカードの提示と指紋認証を求める厳しいガードマンのような存在です。「顔パス」という例外を作らないのが完全仲介です。
2. 実務・試験の視点: 「あらゆるアクセス」「必ず仲介」「ポリシーの強制」という言葉がセットで出たら、この用語を思い出してください。OSのカーネルがリソースアクセスを監視する仕組み(リファレンスモニタ)の要件としてもよく登場します。


4. まとめ

「あらゆる通信を仲介し、ポリシーを適用・強制する」。これが完全仲介システムです。システムの安全性を「信頼(思い込み)」ではなく、継続的な「検証」によって担保する、セキュリティの鉄則です。



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