【企業経営】プロジェクトの進み具合で売上を計上!「工事進行基準」|情報処理問題1000本ノック
大規模なシステム開発や建設工事など、完成までに数年かかる事業では、完成時だけに売上をまとめると正確な経営状況が見えなくなります。進捗に合わせる会計ルールを攻略しましょう。
1. 問題:収益認識のタイミング
【 問題 】 長期間を要する受託開発などにおいて、決算期末までの工事の進捗状況(コストの発生具合など)に応じて、その期の収益と費用を分割して計上する会計方法を何と呼ぶでしょうか?
ア、工事完成基準 イ、現金主義 ウ、工事進行基準 エ、発生主義
2. 正解:企業会計に関する正解
正解: ウ、工事進行基準
3. 解説:期間ごとの「頑張り」を反映する
工事進行基準は、プロジェクトの「進み具合」を売上に反映させる考え方です。特にIT業界の受託開発では、この基準の適用が一般的となっています。
【図解:進行基準と完成基準の違い】
■ 工事進行基準 ★今回の正解
・ルール:決算ごとに「今年は30%進んだから、総売上の30%を計上しよう」と考える。
・メリット:毎期の利益が平準化され、経営実態が反映されやすい。
■ 工事完成基準
・ルール:引き渡しが終わったときに、100%の売上をドカンと計上する。
・デメリット:開発中の数年間は売上ゼロ、完成した年にだけ巨額の利益が出てしまい、経営状況の波が激しくなる。
■ 工事進行基準 ★今回の正解
・ルール:決算ごとに「今年は30%進んだから、総売上の30%を計上しよう」と考える。
・メリット:毎期の利益が平準化され、経営実態が反映されやすい。
■ 工事完成基準
・ルール:引き渡しが終わったときに、100%の売上をドカンと計上する。
・デメリット:開発中の数年間は売上ゼロ、完成した年にだけ巨額の利益が出てしまい、経営状況の波が激しくなる。
[ 適用するための3条件 ]
進行基準を使うには、以下の3つが合理的に見積もれる必要があります。
1. 収益総額(いくらもらえるか)
2. 原価総額(いくらかかるか)
3. 決算日における進捗度(どこまで進んだか)
進行基準を使うには、以下の3つが合理的に見積もれる必要があります。
1. 収益総額(いくらもらえるか)
2. 原価総額(いくらかかるか)
3. 決算日における進捗度(どこまで進んだか)
1. 理解のコツ: 「マラソンの給水ポイントごとに報酬をもらう」のが進行基準、「ゴールして初めて報酬をもらう」のが完成基準、とイメージすると分かりやすいです。
2. 実務・試験の視点: IT業界では、収益認識会計基準の改正により、原則として「履行義務の充足」に合わせて収益を認識すること(進行基準に近い考え方)が求められます。システム開発の「準委任契約」と「請負契約」における売上計上の違いとも関連する重要なトピックです。
4. まとめ
「工事の進行程度に応じて収益を認識する
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