【データベース】表(リレーション)が満たすべき「4つの基本特性」|情報処理問題1000本ノック
リレーショナルデータベースにおいて、表(リレーション)は単なるデータの箱ではありません。数学的な「集合論」に基づいた厳格な特性を持っています。設計の基本となる4つのルールを攻略しましょう。
■ リレーショナルデータベース:表の重要な特性
効率的なデータ管理と矛盾のない操作を実現するために、RDBの表は以下の性質を備えています。
| 特性 | 具体的な内容と意味 |
|---|---|
| 重複する行(組)の禁止 | 表の中に、全く同じ値を持つ行(タプル)が複数存在することはありません。 ・各行を一意に識別するための「キー」の概念が必要な理由です。 |
| 行(組)の無順序性 | 行の並び順(上下)に意味はありません。データは順不同の「集合」として扱われます。 ・特定の順番で取得したい場合は、必ず `ORDER BY` 句で指定します。 |
| 列(属性)の無順序性 | 列の並び順(左右)にも意味はありません。列は「名前」によって識別されます。 ・「左から2番目の列」といった指定ではなく、列名でデータを操作します。 |
| 値の原子性(第一正規形) | 全ての属性値はそれ以上分解できない単一の値(スカラ値)である必要があります。 ・1つのセルに複数の値を詰め込む「繰り返し集合」は認められません。 |
試験対策の重要キーワード
- リレーション(Relation):数学的な意味での「関係」。これがRDBにおける「表」の正体です。
- タプル(Tuple):表における「行(組)」のこと。
- アトリビュート(Attribute):表における「列(属性)」のこと。
- 第一正規化:属性の原子性を確保し、繰り返し項目を排除するプロセスのことです。
※RDBが「集合論」に基づいていることを理解すると、なぜSQLで「何番目のデータ」という指定ができないのか、なぜ重複を嫌うのかといった理由が明確に見えてきます。
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