【企業経営・法務】他人のパスワード等の不正利用を遮断!「不正アクセス禁止法」|情報処理問題1000本ノック
ネットワーク社会における身近で深刻な犯罪を防ぐ法律。他人のID・パスワードの無断入力や不正取得・保管などを厳しく規制する「不正アクセス禁止法」の要点を攻略しましょう。
1. 【 問題 】:企業と法務(セキュリティ関連法規・コンプライアンス)
【 問題 】 情報セキュリティに関する法律に関する記述です。ネットワークに接続されたコンピュータに対して、他人のIDやパスワード(識別符号)を無断で入力して不正にログインする行為や、不正アクセスを助長する行為(他人のパスワードを無断で第三者に提供・保管する行為など)を禁止・処罰する法律は、次のうちどれか。
(ア)不正アクセス禁止法(不正アクセス行為の禁止等に関する法律)
(イ)個人情報保護法
(ウ)不正競争防止法
(エ)サイバーセキュリティ基本法
2. 正解:
正解:(ア)不正アクセス禁止法(不正アクセス行為の禁止等に関する法律)
3. 解説:「『なりすまし』も『パスワード提供・盗用』も犯罪!」
不正アクセス禁止法(正式名称:不正アクセス行為の禁止等に関する法律)は、インターネット等のネットワークを通じて行われる不正ログインや、それを助長する行為を処罰・予防するための法律です。
セキュリティホール(脆弱性)を突いてアクセス制限を突破する行為だけでなく、他人のIDやパスワードを盗用してログインする「なりすまし行為」も明確に禁止されています。
| 禁止行為の分類 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 1. 不正アクセス行為 | 他人のID・パスワードを無断で入力してログインする行為、またはシステムの脆弱性を突いて不正侵入する行為。 |
| 2. 助長行為(提供) | 他人のID・パスワードを、許可なく第三者に教えたり共有したりする行為。 |
| 3. 不正取得行為 | フィッシングサイトなどを用いて、騙し取り目的で他人のパスワードを取得する行為。 |
| 4. 不正保管行為 | 不正に取得された他人のパスワードを、アクセス目的で隠し持っておく行為。 |
1. 理解のコツ: 「住宅の鍵」に例えてみましょう。
・他人の家の合鍵(パスワード)を盗んで勝手にドアを開けて入る行為 ➔ 不正アクセス行為
・「あそこの家の鍵の番号、これだよ」と勝手に友達に教える行為 ➔ 助長行為
・偽のアンケートで「家の鍵の番号を教えて」と騙し取る行為 ➔ 不正取得行為
このように、実際に侵入する前段階の「パスワード収集・提供・所持」の時点から法律で厳重に処罰されます。
2. 試験対策の視点: ITパスポート、基本情報技術者試験、情報安全確保支援士試験で必須の法律です。
問題文に「他人のID・パスワード」「アクセス制御の回避・突破」「ネットワーク経由」「なりすまし」「フィッシング行為の処罰」というキーワードが出たら、迷わず不正アクセス禁止法を選択しましょう!
4. まとめ
「ネットワークを通じて他人のID・パスワードなどを無断使用・入力する行為や、その助長行為を禁止する法律」。これが不正アクセス禁止法です。ログイン行為だけでなく、パスワードの第三者提供や保管も処罰対象になる点を確実に押さえておきましょう!