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情報処理技術者試験の合格を目指す全受験者のための、1問1問「徹底解説」ブログです。単なる過去問の暗記ではなく、なぜその答えになるのかを本質的に理解できるよう解説します。書籍などでは学べない最新用語やトレンドを踏まえてご紹介します。

【データベース】万が一に備える!バックアップの3大方式|情報処理問題1000本ノック


データベースの運用において、データのバックアップは命綱です。バックアップにかかる「時間」と、復旧(リストア)にかかる「手間」のバランスを考えた3つの方式を整理しましょう。

1. 問題:バックアップの運用と種類

【 問題 】 データベースのバックアップ方式において、前回のバックアップの種類(フル、差分、増分)に関わらず、「最後に行ったバックアップ以降に追加・変更されたデータ」のみを抽出して保存する方式を何と呼ぶでしょうか?

① フルバックアップ   ② 差分バックアップ   ③ 増分バックアップ   ④ 累積バックアップ

2. 正解:データ管理・運用に関する正解

正解: ③ 増分バックアップ

3. 解説:何を基準に「差」をとるか

バックアップには、すべてのデータをとる「フル」と、一部をとる「差分」「増分」があります。特に「差分」と「増分」の違いが試験で最も狙われます。

【図解:バックアップ方式の比較】

フルバックアップ
・基準:なし(すべて)
・特徴:時間はかかるが、これ1つで復旧可能。

差分バックアップ(Differential)
・基準:「最後のフルバックアップ」からの変更分。
・特徴:復旧には「フル + 最新の差分1つ」が必要。

増分バックアップ(Incremental)
・基準:「前回のバックアップ(種類問わず)」からの変更分。
・特徴:バックアップ時間は最短。ただし復旧には「フル + 以降のすべての増分」が必要。
[ メリット・デメリットの比較 ]
増分:毎日のバックアップデータ量は少ないが、復旧時にいくつものファイルを順に適用する手間がかかる。
差分:日を追うごとにバックアップデータ量は増えるが、復旧はフルと差分の2ステップで済む。

1. 理解のコツ: 「増分」は直前のバックアップからのバトンタッチ、「差分」は常に親玉(フル)との比較、と覚えましょう。試験問題で「前回のバックアップ以降」とあれば増分、「フルバックアップ以降」とあれば差分です。
2. 試験対策の視点: リストア(復旧)の手順についてもよく問われます。「フル + 増分1 + 増分2…」といった順番を間違えないようにしましょう。また、ログファイルを用いた「ロールフォワード」との組み合わせも頻出テーマです。


4. まとめ

「前回のバックアップからの変更分だけを保存する」。これが増分バックアップです。ストレージ容量を節約できる反面、復旧手順が複雑になるというトレードオフの関係をしっかり押さえておきましょう!




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